今朝、新聞を見たら、警察庁発表で今年上半期の自殺者が、これまでの最多の2003年に迫る数17076人であると発表されていました。
昨年と比べれば今年はどの月も上回っているということです。
単純に計算するのもなんですが、ここ10年は毎年3万人以上が自殺し、毎日100人近くの人が、この国で自殺という選択を迫られていることになるわけです。
ちなみに、自殺者の7割以上は男性です。
こういった「数字」に浮かび上がってくるだけでも、これですから。
実際、失踪とか行方不明者とか、さらに言えば自殺予備軍的な数字はいかばかりかと、つい考え込んでしまいます。
また、同じ誌面に、「職場のいじめ 生きていられない」というテーマで特集記事が組まれていましたが、自殺の原因の多くが「労働問題」であることは、もう論を待たないでしょう。
「自殺防止センター」といった電話相談窓口が開かれたりといった対処がどこまで有効なのかと思わされますが、改めて一日に100人近くの人が、この国のどこかで「自殺」を選んでしまっていることの意味を問いたいと思います。
私たちは、労働を、働くことを、生存を問い直すためにできることを考え、行動していくしかないのですから。
さて、長い前置きとなりました。
フリーターユニオンのブログを訪れてくださっているみなさん、顔を合わせたことのある方もない方にも、お知らせです。
新事務所へ移ったこともあり、広い空間を少しでも解放し、私たち自身の公共空間とつなぐための小さな試みが生まれ、実現されたらと考えています。
今回は、「週一上映会」と銘打って、部屋の中でプロジェクターを使っての上映会をしようと思います。
いったいどんな映画を観るのか、なぜ映画を一緒に観るのか、思いはさまざま溢れますが、私たちフリーターユニオンと繋がる一歩としての「上映会」に、不安定貧民のみなさんを歓迎いたします。
毎週火曜日の夜は、何か映画を上映してるってことにしようかなと思っています。
※今週、試写会のつもりが、組合員の釣ってきた鰯・鰺を煮て食べる会になりました。
第1回目は下記のとおりです。ぶらっとのぞいてみませんか?
記
8月4日(火)午後7時上映開始
(午後6時くらいから開場しています!)
映画:「ノーマ・レイ」(1979年アメリカ映画)
「アメリカ南部の町O・P・ヘンリー紡績工場に、女工として働いているノーマ・レイ(サリー・フィールド)は、2児の母である。1人は、ノーマが学校を出てすぐ結婚し、その後酒場の喧嘩で殺された最初の夫との間の児であり、もう1人はその後に生んだ父なし児である。無知な女ノーマは、先夫を失ってから、とかく素行がおさまらなかった。
ノーマの父バーノン(パット・ヒングル)と母リオナ(バーバラ・バクスレイ)も、ノーマと同じ紡績工場で働いているが、この工場には組合もなく、工員たちはコキ使われ、搾取されるままになっているため、年老いた2人は疲れきっていた。
ある日、この町にニューヨークからルーベン(ロン・リーブマン)という男がやって来た。彼はユダヤ系で、ニューヨークに本部をもつアメリカ紡績工員労働組合に所属しており、この町の工場に組合を組織するために派遣されて来たのであった。」
30年前の映画ですが、女性が労働運動に立ち上がることの困難さについての本質的な問題は、変わらないものがあるのかもしれません。
労働組合というものの存在の見えない今、あらためて観てみたい映画です。