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「フリーターユニオン福岡」のブログ
2008.12.28 Sunday
’08年12月24日 蟹 光 線 祭 −「格差社会」をかき乱す行進−
私たちは、「蟹工船」を捨て、町へ出た。
社会に対する苛立ちや怒りを声に出し、叫び、踊り、歌い・・・ 参加者それぞれのスタイルで、 自分たちの身体を政治的に解放し、 2時間にわたり天神と博多の町をデモ行進。 デモコース 今泉公園→国体道路→祇園→大博通り→呉服町→明治通り→天神→西通り→大名→警固公園 今泉公園 デモ直前集会 デモ行進 主催:フリーターユニオン福岡
| 集会・行動などの報告 | 20:22 | - | - |
2008.12.07 Sunday
12/23 & 24 蟹 光 線 祭 ★ 『蟹工船』を捨て、街へ出よ!
【討論集会&デモ行進】
蟹 光 線 祭 ★ 『蟹工船』を捨て、街へ出よ! 2008.12.23(TUE)13:30〜討論集会! 2008.12.24(WED)19:00〜デモ行進! ★12月23日(火)13:30〜 討論集会「蟹工船ブーム、ゆでダコ弾圧を検証する」 会場:ふくふくプラザ201会議室(福岡市中央区荒戸3丁目3番39号) ゲスト: 大澤信亮(小説家、批評家、『フリーターズフリー』『ロスジェネ』編集委員、近著に「柄谷行人論」『新潮』’08年11月号) 田野新一(フリーター全般労働組合執行委員、「反戦と抵抗の祭」実行委員) 2008年世間を騒がせた二種類の海産物、カニとタコ。格差と貧困の広がりを背景としてリバイバルブームとなった(らしい)小林多喜二『蟹工船』。しかし、本当にこの小説に私たちの現実〈リアル〉を読み取ることができるのか?そして、去る10月26日麻生首相の大邸宅を外から拝見しようと歩いていただけの人間を逮捕してしまった通称「ゆでタコ巡査」。ネットで公開された映像に明らかな、このデタラメな弾圧は大きな抗議の波を生み出し、問題は国会でも取り上げられた。 私たちはいま、不安定を強いる社会への抵抗から、新たな社会を創り出そうとしている。私たちは、「自分たちはこの社会の中で一体何者なのか?」と問いながら『蟹工船』を斜めに読む。私たちは路上で声を上げる度に、タコの吸盤のような権力の魔の手に脅かされる。今回の集会では、『蟹工船』ブームを検証しつつ、フリーターの労働/生存と社会運動に対する弾圧の現在が含む諸問題を、二人の魅力的なゲストを交えて徹底論議したい。 ★12月24日(水)19:00〜デモ行進 集合場所:今泉公園 (福岡市中央区今泉1-8) ふざけきった社会、政治に対する苛立ちや怒りを声に出し、叫び、つぶやき、踊り、歌い、あるいは黙ってプラカードを掲げる、とにかく歩く…参加者それぞれのスタイルで、自分たちの身体を政治的に解放するのがデモ行進。自動車が占拠するいつもの道路とは違う「路上」、クリスマスイブの過剰な消費空間とイルミネーションを横目に、開きなおった危うい貧民たち(一揆寸前!)、<持たざるもの>たちの自由を路上で表現しましょう。今回は、今泉公園出発→国体道路→祇園→大博通り→呉服町→明治通り→天神→西通り→大名→警固公園…という結構な長距離コース。歩きやすい靴と格好がおすすめ! 鳴り物大歓迎!メッセージを書いたプラカード、ノボリ旗など大歓迎!日没後なのでヒカリモノ(サバ等の青魚類は不可)、太鼓や鳴りモノ、ウツケモノ、モノノケ、ダンサー、コスプレ、カンパ、米、味噌等も熱烈大歓迎! ★ ★ ★ 小林多喜二『蟹工船』が格差・貧困を背景に、ちょっとしたブームらしい。 いきなり結論から言えばこの小説の主人公は蟹である(気がする)。 労働者たちはカムチャッカ海峡の寒風と波にさらされながら、あまりに苛酷な労働と現場監督である浅川による暴力支配の中で日々擦り切れてゆき、生臭い蟹の汁と匂いにまみれたまま風呂にも入れず、ついには自分の体が腐っているのかではないかと疑い、自分たちが生きているのか死んでいるのかも分からなくなる。監督浅川が、操業中の海域に暴風雨の警告があることを労働者たちに隠して彼らを働かせようとした事実を知って、ある漁夫は怒鳴る。「人間の命をなんだとおもってやがるんだ!」監督に代わってある者が答える。「ところが、浅川は、お前達をどだい人間だなんて思ってないよ」それを聞いて何か云おうとした漁夫はどもってしまった。彼は真赤になった…。 怒りを握りしめた彼の手はハサミのように凝り固まった。蟹だ!もはや蟹だ!われわれは蟹である!茹でられて「赤化」した蟹!焼け焦げて未来よりも黒くなった蟹!人々が「自分だけはどうにか」と悲壮な顔をして前へ、前へと走り出そうとしている時に、なぜか横にしか歩けないブザマな蟹!前進するのもいいが、もはや革命闘争の「前衛」など存在しないのだとしたら…万国の蟹よ!どこまでも横にずれてゆけ! 『蟹工船』の労働者たちは苛酷な労働と暴力支配の中で日に日に「同じような精神状態」にそまってゆくのだが、「その同じ流れのうちでも、無論澱んだように足ぶみをするものが出来たり、別な方へ逸れてゆく中年の漁夫もある」小林多喜二はそんな「澱んだ足ぶみ」「逸れてゆく視線」を描きながらも、それらもいつしか「階級意識」に巻き込まれて「同じような精神状態に染まってゆく」ことの先に闘いを描こうとする。しかし我々は、「澱んだ足ぶみ」や「逸れてゆく視線」という身振りの中にある抵抗を、簡単に単一の赤い色に染めてしまうわけにはゆかない。どこまでも澱んでゆく足踏み、どこまでも逸れてゆく視線が交錯するところには、何色ともつかない我々の色々があるはずだ。もちろん、金や権力による支配があるかぎり、「抵抗」はどこかで生まれ、もつれ、群がってしまうのだし、闘う理由はある。しかし、その闘いの場に至る道には、「団結した労働者」の怒りの声がはっきり響いているというよりも、群がる蟹の無数の足が床を打つ、不穏な音だけが鳴り響いているのではないだろうか。 どこまでも水平に、斜め後ろにずれてゆき、人間世界からこぼれ落ちる無数の蟹に出会いたい。「まっとうな人間」たちの歩調を乱す、無数の蟹たち…静かで危うく、コジれた不安と苛立ちを、自分の指でほどく器用さもない。蟹様の邪魔をする人間のたくらみなど、ハサミでジャキジャキぶった切るのみ。カニガニの目に、新しい世界を照らす鈍い光が漂いはじめる。 「まっとうな労働者」になりそこねたものたちよ 「まっとうな人間」になりそこねたものたちよ いざ、蟹光線デモに集え! ★ ★ ★ 主催:フリーターユニオン福岡
| 集会・行動などの告知 | 12:37 | - | - |
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