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本の紹介
 『音楽家だって労働者』

委託も、請負も、みんな働く仲間だ

全国労働者組合総連合♪編

2010年5月15日発行 かもがわブックレット



カワイ音楽教室の講師と同じような偽装委任的雇用は、ちまたにあふれています。
労働委員会の命令や最近の判例の動向などとてもよくまとまっています。


| 河合楽器・カワイ音楽教室 闘争 | 15:22 | - | - |
カワイ:福岡県労働委員会救済命令
 遅ればせながら、HPに河合楽器製作所への不当労働行為救済申立事案、救済命令をアップしましたので参照ください。

全文掲載しています。


★カワイ音楽教室偽装委任との闘いは、現在、県の命令を受けて、中労委で係争中です。
  第1回の調査は、11月22日に行われます。
  なぜか、河合楽器製作所は、県の命令に対する再審査請求はなさず、福岡地裁へ
  県の命令の取り消しを求める行政訴訟のみを提起しています。
  組合側は、この訴訟にも県に補助参加しています。第1回は12月初めに行われます。
  (河合の弁護士は本社のある浜松の方のようです)

★組合は、当然のこととして、県の救済命令を受けて、河合楽器製作所へ要求書を提出し
 団体交渉を求めています。
 現在、福岡事務所のみならず他の事務所での問題も要求として掲げ、団交を求めています。

★福岡事務所は、性懲りもなく「求人広告」を出して、講師を募集しています。
 生徒は増えていないにもかかわらず、講師は毎年募集しているという矛盾、しかも
 広告のなかに「長く続けられる方」というような内容が書かれているのは、笑えます。
 音楽教室の講師は、1年ごとの委任契約なんですからね!!
 全国のすべての講師の契約書は、全く同じものですし…。

★私たちは講師の使い捨てを許しません!
  団体交渉から逃しません!
 
| 河合楽器・カワイ音楽教室 闘争 | 10:35 | - | - |
11.1 学習会報告「働くこと・働かないこと・共に生きること」

 「働くこと・働かないこと・共に生きること」

             〜参考論文をてがかりに



1.「働かない労働組合」としてのFUFの意義と活動方向


 参考論文の意義、つまり、「働かない労働組合」という主張は、従来の「普通の」労組とどこが違うのか、という点です。

ごく簡単にいえば、従来の労組がもっぱら市場に参入した賃金労働者の権利保障を問題にしていたのに対し、参考論文はそのような「市場へ参入する自由」だけでなく「市場から退却する自由」の保障も重要であると指摘します。

現在、その自由が無いがために、賃金労働者も、非賃金労働者(働かない人)も辛酸をなめているわけです。参加者から「入りにくく、いったん入ったら出にくい壁」と、自分の職場をたとえた発言がありました。

 「退出する自由」「安心して失業できる(賃労働しない)社会」の実現こそが、労働者、無賃労働者双方にとってプラスになるというわけです。
両者を対立するものとして捉えられている社会や、両当事者の一方しか支援しない団体に対して、参考論文の批判は痛烈です。

 そもそも日本の「普通の」労組が、普通の活動すら十分にできていないという指摘も組合員からなされました。働けない人の問題が深刻化した現在の状況に、従来の労組が十分対応できていないことを裏面から示しているといえます。この意味でも、やはり「働かない労働組合」を今この場で掲げるFUFの意義は大きいはずです。なんでも、この論文はマルクスの資本論を超克したとの評価さえ参加者からなされました(笑)

では、具体的にどのような組合活動をしていけばよいのか。「働く」とはどういうことか、そして「共生」とはどういうことかを通して、議論がありました。




2.「働くこと」「働かないこと」について

参考論文では、「働く」とは何も「賃労働」に限られるべきではない、という指摘も重要です。

これをうけて非賃金労働者の代表である組合員も、労働の価値を賃金以外で評価できるような社会の重要性を熱弁されていました。久々に彼の料理を食べてみたいと思っていたところでした(笑)

では、どのような「働き」が尊いと言えるのか?
議論のなかから「人間の尊厳を確保するための行為」といったような発言も出ました。なかなか良い線いっているのではないでしょうか。重要なのは、この視点から、具体的な他人や自分にとってどのような「働き」ができるかを考えてみることでしょう。

本来の「労働」を資本から取り戻すことは、難しいようで簡単なことから始められるのかもしれません。各自がどのような「働き」ができるかを考えてみることは、さらに「ともに生きる」ということにも繋がっていくはずです。




3.「ともに生きること」について

議論のなかでも、複数の人から、他者から承認を得られない疎外感や、職場同僚内での孤独感、社会のなかでの孤立感を強く感じるとの意見が多くだされました。

やはり市場経済の「入りにくく、いったん入ったら出にくい壁」の問題が大きいと思います。不安定な社会になっているからこそ、誰もが安定を目指し、少ない就職口をめぐって争い、そこからこぼれ落ちることを心配する。リスクは決して犯さない、他人には極力関わらない、自分の稼ぎだけでも確保せよ。こういうわけです。

「労働」が共生を破壊するような賃労働だけになってしまって、共生を築くための「労働」が忘れ去られているのかもしれません。今の社会状況では、価値観の異なる他者との共生というのは実際には容易に実現できるものではないでしょう。
他方で、心地よいコミュニティが組合内で完結してしまうことへの疑問を呈する見解もだされました。


今後、労働・生存組合として「共生」を確保するためにどのような「労働・活動」をしていくべきか、それはもちろん、カワイ闘争であったり、生活保護闘争であったり、掃除することだったり、会社に遅刻してみることだったり、電話番をすることだったり、皆で映画を観ることだったり、文句を聞くことだったり言うことだったり、さまざまでしょう。


「働かない」労働組合ーこれからの時代に必要とされる労働組合をめざすために(労働組合って名前でいいのかなとか?)、賃労働的価値観を(少なくとも)相対化できるような生存スタイルを、FUFがどの程度提起していけるかが問われることになるでしょう。

第1ラウンドの終了です。


12月のイベントへ向けてまた議論をすすめていきます。
                        次回はまた!お楽しみに… 
       

★☆★みなさんも、率直なご意見をお寄せくださいね〜★☆★                                   

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