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ユニオン的有害図書(?)『うつうつひでお日記』
 タリ文庫で借りた吾妻ひでお『うつうつひでお日記』を読んだのでその感想でも・・。

 かつて『ななこSOS』でロリータ旋風を巻き起こし、いたいけな少年(少女)を大根足信奉者へと染め上げた黄金期の吾妻ひでおを知る世代としては感慨深いものがありました。永遠のビッグ・マイナー吾妻ひでおが抗うつ剤を飲みながらだらだらと過ごす日々を綴った日記。
 その日々の過ごし方が、私の生活と酷似しているのに驚きました・・・。
 起きて、ボンヤリして、2時間くらい仕事して昼寝して、アイスクリーム食べてお腹いっぱいになってまた寝る。そしたら1日が終わっている。まさに私もそんな生活・・。
 まぁ私はうつ病ではないし、あんなにたくさん本も読んでいないし、笑っていいともも嫌いだし、作家でもないし、印税も入らないから吾妻ひでおよりは働かなくてはいけないという若干の相違点はあるわけですが。
 それにしてもロリータの神として栄華を極めたこれほどの作家でさえ、時代の波に乗れなければ本が売れず、連載を切られ、細々と描いているものの出版の目処も立たず、生活も精神もここまで追い詰められるのだと思うと、資本社会の無情を感じずにいられません。
 
 とはいえ、状況的には悲惨としか言いようがない生活でありながら、その日常はあっけらかんと乾いていてどこかコミカル。本のオビには「こんなやつだけにはなりたくないという意味で皆さまの心を癒す安らぎの書になるのではないでしょうか」などと書かれているけど、こんなゆるゆる生活、なりたくないどころかみんな羨ましいのでは? 
 うどんにサラダ油をかけてウマイと悦に入ったり(私もそうめんにごま油をかけて食べる。そーとーウマイ。)、葬式の席で寿司が食べられて嬉しいと喜んだりするあたり、もはや悲惨というより貧乏を楽しんでいる節さえあります。もちろん現状を肯定しているわけでは決してないけれど、少なくともこの日記からは、“生きにくさ”への不満や、社会に対する糾弾など感じない。むしろ牧歌的ですらある。
 雨宮かりんさんに「何で暴れないんだ」と言われても、なんで暴れないといけないの?と思ってしまったり、「日本人は怒らない」と教授に語られても、何でそれがいけないの?としか思えない私にとっては、とても共感、というかシンクロしてしまう本でした。そういう意味では、この漫画はユニオン的には有害図書と言えるかもしれません(笑)。
 
 しれませんが、最悪の状況であっても、例えばそれを漫画にして出版してしまうとか、何だか楽しんでしまうといったしたたかさはとても大事だと思うのです。それはアキラメではなく生きる力であり、それこそが権力者にとってもっともやっかいな、人の潜在力だと思うから。

 それにしても、吾妻ひでおの描く大根足の女の子は本当にかわいくて愛しい・・・。

(神原)
| レビュー:注目の書籍、映画など | 04:13 | comments(0) | - |
抵抗と闘争の物語
fufブログ初登場のシロクマ組合員です。
最終学歴はM浜自動車学校、持ってる資格は甘噛み二段、好きなスポーツは乾布摩擦です。以後、ぃよろしくお願いします。









さて、僕は普段漫画なんて読まないのですが、最近「カムイ伝」にハマっちゃいました。
白土三平作「カムイ伝」とは、徳川の封建社会のなかでパンクな姿勢を持った人々が登場する漫画です。
この物語の中では、武士、農民、非人(史実的には穢多--エタ)…という身分制度が作られ、さらに農民の不満をかわそうと領主の策略から、農民と非人は対立させられます。夙谷(しゅくだに)部落で生まれた非人のカムイは成長するにつれ、あらゆる非人に対する重圧に「強くなる」こと以外に、自分の誇りと自由を得る方法はないと決意します。カムイが知り合った下人(最下等の農民)の子・正助もまた、虐げられた境遇から抜け出そうと願う。まったくタイプが違う二人のドラマ…その他にも、複雑すぎるぐらいたくさんの語り部が登場するんですけどね。例えば狼が語り部の時もある(笑)。弱肉強食の厳しい世界のメタファーとして登場したんだろうけど…悲しいけどそんな気がする(泣いてなんかいませんよ、ぼかぁ)。
そして、闘争シーンが多いゆえ、グロいことに手足なんか簡単にぴょんぴょん吹き飛びます。かなり影響されてしまったのか…手足が飛ぶグロい夢を見たくらいです(汗)。

登場人物が時々につぶやく台詞があります。こんな台詞。
「自分はいったい何なのか」(主人公のカムイ)
「百姓がつくり武士が奪う、武士はいったい何のためにあるのだ」(武士の竜之進)
「だが人は何のために生きるのだ?ただ食って危険を避け、長く生きることなのか?」(カムイ)
そんなアイデンティティーの危機が、象徴的に現れている台詞だと感じます。つまりは、生きることを何かに任せてしまった現代の僕たち。現代の日本人ともオーバーラップしているのでは…と。

あんまし気の効いた解説は出来ないので、以下は「カムイ伝」の中で僕の涙腺と前立腺に残った台詞を記載して、今回の投稿を終わります。チャオ!

カムイ伝………語録
「許してくれ。非人も百姓も区別はねえ」
「世の中は動いてゆく。動かしてゆくのはおまえらじゃ」
「誰だろうとどのようなことをしようと、
 おらたちを引き離すことはできねえだ!」
「もしあの木を倒すとすれば、オノもノコギリも必要だった
 でしょう。しかし、それらの器具を人間が作り出すまでは、
 木は倒すことはできません。
 昨日思いついて今できたというものではないはずです」
「力です。人間の力、働くものを作る人間の…
 大勢の百姓の力です」
「泣きべそかいてやがって一揆できっか!侍に勝てっか!」
「たとえ一揆が誰に利用されようと、一揆は百姓のもんだ」
「うぬら、亭主の目を盗んでチチクリあってやがったな!」


(シロクマ組合員)
| レビュー:注目の書籍、映画など | 03:20 | comments(0) | - |